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2025年6月号

  第12回パクー放流式  
"Siembra de Pacú - 12"
People release pacú with their own hands.

環境のため、地域のために
For Better Environment, for Happier Communities

写真2025jun00
パラグアイ川の岸からパクーを放流し、成長を祈った。2025年6月1日
At Puerto Leda on the Paraguay, people release pacú, pray, and smile. June 1, 2025

LEDAプログラム参加者を同道した藤生輝彦さんの報告より:2025年6月1日(日)、パラグアイ・プエルトレダにて淡水魚パクーの放流式を無事に開催することができました。この活動はレダプロジェクトの重要な柱として、食糧問題の解決と水産資源の保護を目指し、地域の持続可能な発展に貢献するものです。

今回の放流式では、皆様からのクラウドファンディングによる支援金を活用し、1尾1000円の寄付によって放流するパクーの稚魚を確保しました。日本を中心とする支援者の皆様にも、直接この活動に関わっていただきたいという思いから、LEDAプログラムの参加者が支援者を代表して放流式を準備し、実際に放流を行いました。

さらに、現地のチャマココ族の従業員たちも参加し、家族的な温かい雰囲気の中で式典が進みました。環境のため、地域のために自らの資源を分かち合う「ために生きる」実践は、非常に高い教育効果をもたらし、参加者にも深い気づきを与える機会となりました。

この取り組みは、皆様の支援があってこそ実現できたものです。環境保護と地域社会の協力が結びつくこの活動を、今後もさらに発展させてまいりますので、引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。 改めて、心より感謝申し上げます。

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放流会場の整備

・放流式は、プエルト・レダの岬北端にて行われます。前もって、放流式の会場とその周辺をきれいに整備しました。
・Participants of "Leda Program" clean the venue of the event and vicinities beforehand.

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放流するパクーを水揚げ

・今回放流するのは、孵化から1年を経て成長した若いパクーです。放流式当日の午前中、放流するパクーを養殖池から取り出しました。
・Morning time of the day of the release event, the Pacú team and all members of Leda take one-year-old pacú out of the farming pond.

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開会式

・パクー放流式の開会式で、岩澤春比古園長(中央)が放流式の意義と目的を説明しました。
・Mr. Haruhiko Iwasawa speaks at the opening session of the release ceremony. He explains the significance and purpose of the event.

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目録贈呈

・当法人からレダへ、パクー1000尾を寄贈しました。 支援者を代表して新谷氏(右)が、養殖プロジェクトのリーダーである滝川さんへ目録を贈えいました。
・Mr. Shintani (right), representative of supporters presents a logbook of 1,000 pacú to Mr. Takikawa, leader of the aquaculture project of Leda.

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いざ放流

・パクーを放流するチャマココ族の従業員たち。これまではただ獲るだけであった魚を、自らの手で放流することを体験します。
・Employees from the Chamacoco communities release pacú with their own hands. It is a powerful educational experience.

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パクーの目録

・支援者の皆様がクラウドファンディングを通じてお寄せくださった力が合わさって、1,000尾のパクーをレダから購入し、放流することができました。さらに、数百尾がレダの負担で放流されました。ご支援くださったすべての皆様に深謝いたします。来年以降も放流は続けますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
(left) Logbook presented
(right) Mr. Shintani and Mr.Takikawa

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LEDAプログラム参加者たちの感想

LEDAプログラムの参加者たちは、放流式の実行のための諸準備に現場で貢献しました。以下、その感想です。

Mさん(21・学生) 後世で評価されることを  まずは、今回の放流式に参加できたことを率直に嬉しく思います。非常に意義のあるイベントだということもありますが、それ以上に、この式そのものを楽しむことができました。
 準備はかなりの重労働で、放流するためのパクーを池から引き上げるところからやらなければいけませんでしたが、その準備があったからこそ、式を無事に執り行えたときの喜びもひとしおでした。
 この放流式は、漁獲量が減少しつつあるパクーの個体数増加に直接的に寄与することを目的としながらも、自然との共生を目指すという信念において、象徴的な意味合いも持っているのだと思います。ですから、この活動が今後パラグアイの地で拡大され、ひいては環境保護運動の先駆けとして後世で評価されることを願います。 また、この式を準備していただいた全ての方々に感謝します。ありがとうございました。
Tさん(20・学生) 命の大切さを実感しました パクーを捕獲すると、初めはパクー自体すごく活発で、飛び跳ねたり、網の中で泳ぎ回っていたのですが、捕獲してから時間が経つにつれて、樽の中で徐々に弱っていくのを感じました。最初、手で取るのは、暴れてほとんどできませんでしたが、最後の方では簡単に掴み取りができ、抵抗するパクーも少なくなりました。弱っていくパクーを見て、命の大切さを実感しました。
 普段、食事をする時、食べ物を残したり、食べられることが当たり前ではないということを改めて実感しました。
 最後に、放流された時、パクーが生き生きと泳いでいる姿を見てすごいと思いました。
Aさん(21・学生) 地域の先頭に立って貢献するレダ  レダに来て講義などを受けると、まず問題点などに目が向きがちでしたが、放流式に参加して希望的な側面に触れることができた気がしました。
 魚が獲れなくなってきていることはあまり知りませんでしたが、レダがこの地域の先頭に立って貢献しているのが印象的でした。
 放流式の意味的な部分の重みは理解しきれていない部分もあると思うので申し訳なさはありますが、いずれその境地に追い付きたいと思いました。
Iさん(25・学生) 自然との共生とは何かを考える  放流式に参加し、現地の方と共にパクーを放流しながら自然環境や命を自然に返すという行為の心が動きました。人が生きていくためには命をいただかなければなりませんが、自然の営みの中ではそれを全ては満たせないし、自然のサイクルのどこかに歪みが生じてしまうため、放流式のように、人の手によって種の保全や自然のサイクルの健全化を行うことはとても意味のあることだと感じました。
 改めて、お父様の言われた自然との共生とは何かを考えさせられる機会でした。
Bさん(25・一般) 多くの人の賛同に大きな価値が  今回放流式のクラウドファンディングに100万円が集まったことは驚きであり、それだけこの行事に多くの関心が集まっているのだと実感しました。
 放流式は言ってしまえば魚を川に放すだけです。それが今後の環境のためになると信じていますが、実際にどれだけの影響が出るのかは分かりません。だからこそ多くの人が 放流事業に対して賛同してくださったことに大きな価値を感じます。このような取り組みが大きく広がっていくことが何よりも未来に繋がっていると思いますので、明るい未来が訪れることを願っています。

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